FPVドローンを飛ばすときのGoProのおすすめセッティング

撮影・映像制作 FPV

FPVドローンを飛ばすときのGoProのおすすめセッティング

2020/05/20

GoPro HEROシリーズは毎年新しいモデルが登場していますが、振動対策が優れているのでドローンを飛行させる人にとってとても重宝されています。私が持っているアクションカメラはGoProだとHERO6/7/8、Session 5、MAXを複数台ずつ、他にはDJI Osmo Action、Sony RX02、Insta 360 Go、Insta 360 Xを所持しています。GoProと他社の違いは別途説明する機会を持つとして、今回はGoProを空撮で使うときのおすすめ設定やその解説をできればと思います。HERO8をベースに説明しますが、6/7でも大きくは変わりません。

※2020年9月 GoPro HERO9が発売されています。HERO8よりも画質がよくなりおすすめです。

GoProのベース設定

まずは基本的な設定例(Protune on)です。

・解像度:4K 16:9
・FPS:60fps
・ビデオ安定化:オン
・ISO 100-100(最小-最大)
・Shutter Speed:1/120
・ホワイトバランスWB:5000(天気に応じて)
・カラー:フラット
・シャープ:中
・画質(ビットレート):高

GoPro HERO6-8は4K60fpsが取れるのでそれを最大限活かした設定です。ただし、こちらを快晴の状況で設定すると白飛びするので基本的にNDフィルターをつけて調整しています。

GoPro HERO8用NDフィルター

FPVドローン飛行時におけるGoPro設定解説

ISOは低ければ低いほうが画質が良いので基本最大100です。基本的にアクションカムは画質が悪いので可能な限りここの値は下げておきたいところです。
夜間や花火の場合などはここを400~800くらいまでにあげたりしますが、800までいくとノイズが目立ちすぎてきます。
Davinci Resolveの有料版のノイズ除去は非常に優秀なのでかなりノイズは取れますがやはり撮影時点で最小限にしたいところ。

シャッタースピードは60fpsの倍の数値が分母となる1/120にしています。
1/60以下だとカクつきがでてしまうし、モーションブラーもかかるちょうどよい数値です。
ただし早い動きの被写体などによってはブレなどが目立つのでその場合はシャッタースピードをさらに上げたりしています。
Autoにしてしまうと不自然なブレが出てしまうので基本は固定にしておくのがおすすめです。
極端に暗いところやスピードを一定にしたきれいにクルージングするときはシャッターはAutoでも良いと思います。

60fpsにするのはスローモーションを使うためです。
きれいな映像でスローを求めないなら30fpsのほうがいいですね。
そのほうが光をより取り込めるので。露出が足りないインドアは30fpsで撮ることも多いです。

シャッタースピードとホワイトバランスは基本固定にしているのですが、
上述のブレに関することを差っ引いてもFPVだと特にしておいたほうがいいと思います。
というのもFPVドローンの飛行は、一つのカットで色んなシーン・場所に行くことが多く、
飛行時間もある程度あるのでその間に天気も変わったりします。

FPV時の急なシーンの変化がポイント

例えば夕日に向かって海を低空飛行で走ってその後急上昇して海に垂直落下するとします。
その時の映像に映る明るさと色合いは以下のようなものになります。

「夕日逆光の低空飛行時」:とても明るく・赤い
「急上昇で空を見る」:やや明るく・青い
「海を真下俯瞰で見る」:やや暗く・黒い

シャッタースピードやホワイトバランスをAutoにしておくと、
これらを自動的に補正するためにいきなり明るくなったり暗くなったり、
青さを消したり暗いところがいきなり明るくなったりします。
FPVのように一つ一つのカットが動的に移り変わる場合にはAuto設定だと不自然な切り替わりになりやすいのです。
そのため基本的には天気やシーンによって飛行する前に固定設定を入れます。

最近撮ったもので明暗が激しいところだと下記がありました。

Auto設定にしていたら暗いトンネルから出た瞬間に不自然な光の入り方になってしまいます。
シャッターはある程度柔軟に対応してくれるのですがホワイトバランスのAutoはなかなかFPVドローンのスピードには対応できなさそうです。
ちなみにこの映像の冒頭のトンネルの照明は60Hzだとフリッカー(映像がチカチカしてしまう)が出ていたので50Hzに変更したところ問題ありませんでした。

映像の振動除去・スタビライザー

ビデオ安定化のON/OFFは意見が分かれるところですが、HERO8の安定化は私は使っています。6と比べてとても良くなっていると感じます。
ちなみにSession 5はオンにすると全然使えなくなるのでいつでもオフでポン付けです。
安定化をオフにした上でReelSteady GOというアプリを使えばブレをとったなめらかな映像に仕上げることができます。
インポートするのが面倒に感じてしまって私はHERO6の剥きプロ(GoProの皮をすべてひん剥いて軽量化し30gほどにしてマイクロドローンに搭載することができる)時にしか使わないです。Premiere ProやDavinci Resolveのスタビライザーとは一味違うのでぜひ持っておくことをおすすめします。

画面のロック機能で誤作動防止

あと細かいテクニックですが、画面のロック機能は使っておいたほうがいいですね。
過去にロックなしで飛行していたときにGoProの背面にマウントのスポンジがあたっていたのですが、
そこが振動で動いてモニターのご操作がおきて勝手にズーム状態になったまま撮影してしまい粗々の映像になって悲しいことがありました。

最重要なのはドローンへのマウント方法

レース用ドローンにGoPro Sessionを搭載

設定について記載しましたが、FPV×GoProにおいて何より重要なのはドローンへのマウント方法なんですよね。
私はFPVドローンやMavic mini(2.7Kで画質も低いけどGoPro乗せれば航空法の規制対象外で4K撮影飛行が可能)、
水中ドローンにGoProをつけて使うことがほとんどですが、このマウント部分がぐらついていたり、
そもそもの機体の振動が大きいとせっかくのアクションカム機能も台無しになってしまうので注意しましょう!

最近は3Dプリンタを利用することでTPUなどの柔らかい素材を用いてクッション性の高いマウントを作ることが多いです。
ドローンにマウントするための3DデータはWEB上に無償で大量に落ちているのでぜひ自分でも出力してみましょう。

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